ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)

読書日記186

         池田晶子『考える日々 全編』毎日新聞出版 (2014)

  

池田晶子『考える日々』のつづきを読む。

分厚いのでいくら読んでも読みきれない。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/12/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98124/

 

まずボノボの実験に関する番組を観た池田氏の感想から入る。

ボノボが人間の意図を理解した。

ボノボと人間の会話が成立。

かくして天才ボノボ誕生。

  

しかしながら、ボノボの言語はボノボにしか分からず、人間の言語は人間にしか分からない。

世界の認識の仕方までお互い分かち合うことは不可能である。

人間の認識の方法は限定的であって有限。

池田氏はそんな人間中心主義に辟易する。

  

脳科学に関する本を読めば読むほど、実は分からないこと、未知な世界で溢れていることがわかる。

腸と脳の連携。腸脳相関。

腸と脳の相関すら解明できない人間に、いったい何が解明できるのだろう。

本を読めば読むほど賢くなるというのは全くの嘘で、本を読めば読むほど「知ったつもり」になる可能性もある。

そちらに傾くと軌道修正は難しい。

  

そして人は空虚な絵空事を語るようになる。

つづく

公開日2022-03-18

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