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読書日記194

         プラトン『国家(上)』岩波文庫 (1979)

プラトン『国家 (上) 』岩波文庫を250ページ弱まで読み進める。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98193/

 

国の指導者はどういう人物でなければならないか。

分業を想定した世界においては、大工が大工の技術のみを洗練させるように、指導者は指導することのみを考えねばならない。

では、その指導者となる人物はどういった教育を受けるべきか。

  

かくして教育へと考察が移る。

その後は教育⇒文芸⇒音楽の領域をひとつひとつ丁寧に調べあげていく。

一貫しているのは「軸がぶれない」ことに尽きる。

分業とはひとつに専念すること。

分業において「真似」は無意味となる。

パン職人はパンに関する技術力を上げることに専念する必要があり、パン職人が大工の技術を学ぶ道理はない。

一貫性が求められる。

  

教育にもぶれないがないことが求められる。

真似は無意味であることが示されたので、無駄なことを学ぶ必要がないという帰結になる。

平面ではなく、直線的に物事を学ぶことが求められる道理になる。

「ぶれない=リズムの変化がない」ことが理想となる。

直線の外にあるものは不要。

直線は「正しい」「善いこと」と等価。

美は「調和=知」。

話は恋愛に転換。

  

節制と過度の快楽の違いを調べる。

節制を保つことと「ぶれない=調和=美」が等しいことが示され、「正しい在り方」で恋愛をする人間は過度の快楽を求めないことも示された。

かくして教育、文芸、音楽の領域を横断し以上のことが示され次は体育の領域へと進む。

つづく

公開日2022-03-21

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