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読書日記198

           プラトン『国家(上)』岩波文庫 (1979)

  

プラトン『国家 (上) 』岩波文庫の350ページまで読み進める。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/20/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98197/

  

ソクラテスは「最大国家」という概念を持ち出す。

それは、議論の基盤となった「最小国家」の想定からスタートさせ、漠然ではあるものの、理想的な人数や機能を備えた国家である。

戦争とはいうまでもなく富を増やす事、領土を増やす事を目的とする国家的な行為である。

  

ソクラテスは、領土を拡張させたところで「最大国家」のキャパシティを越えるならば、それは本末転倒であることを示す。

次に法律を考察する。

知を備えた人間であれば自ずと正しい行為を行う。

であれば、わざわざ法律で人間を縛り上げる道理はない。

要するに、理論上は法律は必要なく、教育によって正しい人間をつくりあげることで事足りる。

かくして、最大国家の性質を調べきった。

  

国家は指導者、補助者、商人から成る。

そしてマクロ的な像が見えた。

正義の性質は、国家単位では以上の性質を持つ。

次にこれをミクロ、つまり個人に当てはめて考えなければならない。

つづく

公開日2022-03-22

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