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読書日記229

雨宮処凛『この国の不寛容の果てに : 相模原事件と私たちの時代』大月書店 (2019年)

  

雨宮処凛『この国の不寛容の果てに』のつづきをよむ。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/21/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98215/

  

今週、また同じ悲劇が繰り返された。

飛び降り自殺を行った人に「一人で死んでくれ」といった意見が出た。

僕は考えた。

結論は、「批判の対象が間違っている。」であった。

  

塵も積もれば山となる。

「一人で死んでくれ」という言葉が積もってテロになる。

そうではないだろうか。

それが不寛容の素地ではないだろうか。

だからこそ言葉を大事にしなければならない。

  

思わないようにすることは、感情面から難しい。

ただ、言わないことはできる。理性はある。

巻き込み自殺が消えない背景をもっと考えねばならない。

一人で死んでくれ、とネットで発言しているような人がテロに巻き込まれる可能性は今後も十分にある。

小さな世界で喧嘩している場合ではない。

  

例えば、世界で最も人を殺している生き物は蚊とされる。

ネットで誤った発言することは、目の前の蚊を殺そうとしているようなものだ。

何も変わらない。

蚊を殺すのではなく、マラリア等、感染から守るワクチンを開発するのが正義だ。

言葉は、重い。

つづく

公開日2022-03-29

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