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読書日記255

オリヴィエ・ブランシャール『格差と闘え 政府の役割を再検討する』慶應義塾大学出版会 (2022年)

■慶應義塾大学出版会株式会社

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日記

オリヴィエ・ブランシャール『格差と闘え 政府の役割を再検討する』のつづきを読み進める。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/21/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98226/

  

第9章「現代のセーフティーネット」の項目において、子育てにコストをかけることで、長期的には大きな国益になる「エビデンス」が積み上がっていることが書かれている。

素人ながらも、個人的には国は教育と子育てを最優先すべきであると感じている。

記憶が曖昧であるので断言は避けなければいけないが、とある著名家は「今現在の自分は数年前に読んだ本でできている」と述べていた。

これはあながち間違いではない。

  

今の状態は過去の集積体とも言える。

つまり、今現在の国の状態が悪いのだとしたら、それは10年ほど遡って、そのときの政策や教育等の質が悪かったと考えても良いのではないだろうか。

  

少子高齢化は問題だ、というフレーズを日本はいつまで言い続けるのだろうか。

と、外野が言うのは簡単で、現場の人間からすればおおきなお世話かもしれないが、どうしても教育と子育ては死守しなければならないと思う日々である。

財力や安定のない若い人がこのようなことを考えもせずに「子供がほしい」と自己中心的に考える時代ではないと思ってしまう。

つづく

公開日2022-04-05

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