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読書日記275

  松井忠三『無印良品の教え 「仕組み」を武器にする経営』角川新書 (2021)

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日記

松井忠三『無印良品の教え 「仕組み」を武器にする経営』角川新書(2021年)を読む。

僕は前回の記事で生産性と労働時間について少し考えた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/29/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98274/

  

ヒントを得るために、次に僕は民間企業の創意工夫に関して読み漁ってみた。

本書はタイトルの通り、「無印良品は仕組みが9割」という具合に語られている。

V字回復の最たる要因は「仕組み」にあったとのこと。

  

無印良品はヨーロッパにも出店しているとのことで、無印はラテン系の労働観に影響を少なからず受けてる。

「この仕組みで生産性を3倍にできる」という章では、社員を18時30分に帰宅させることにしていると書いてある。

ラテン系の人たちは往々にして食事やプライベートを存分に楽しむという。

  

著者は、これが人生にとって重要なことなのではないか、と感想を漏らす。

『ドイツではそんなに働かない』では、日曜日にはスーパーなどを閉めていると書かれていた。(閉店法)

  

以下は個人的な感想である。

やはり、日本は「精神論」が抜けきっていないようにみえる。

https://nainaiteiyan.hatenablog.com/entry/2020/10/30/231550

  

プライベートで何をしようが、食事がどうであろうが、結局は「本人のやる気や能力次第だ」という価値観が残っているのかもしれない。

「うつは甘え」

これはその典型ではないだろうか。

  

平均的に、働きすぎて日本人は勉強する時間がない。

そして生涯学習の意欲もない。

生産性のない長時間労働の悪循環。

これがいつまで経っても変わらない (ようにみえる) 日本の労働観ではないだろうか。

つづく

公開日2022-04-10

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