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読書日記277

   熊谷徹『日本とドイツふたつの「戦後」』集英社新書 (2015)

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日記

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/29/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98276/

 

著者は、100%ドイツの真似をすべきではないと言いつつも、ドイツから学ぶべき事をいろいろと語る。

歴史リスクという言葉を著者は使う。

従軍慰安婦問題が例として挙げられた。

  

ドイツは戦後様々な国から批判を受けても真摯に受け止め、内省し、賠償金を払い続けている。

一方、日本は韓国や中国と緊張状態が続いている。

それは日本が歴史を軽視しているからだと著者は言う。

木を見て森を見ず。

  

日本は細かい数字を気にして、大局的になれないと著者は指摘する。

長期的にはドイツのように賠償金を払ったり、謝罪をしっかりと行い、責任を取り続けなければならない。それが将来のリスク回避となり国益となる。

また、日本は責任を擦り付ける文化がある。

原発がその典型であったと著者は言う。

ハッキリ白黒つけにくい文化がある。

 

僕はこの背景と長時間労働問題の接合部を明らかにしたい。

つづく

公開日2022-04-11

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