ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)

読書日記291

リヒテンベルク『リヒテンベルクの雑記帳』作品社 (2018)
     亀山郁夫『人生百年の教養』講談社新書 (2022)

■株式会社作品社

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■株式会社講談社

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日記

リヒテンベルク『リヒテンベルクの雑記帳』のつづきと、

亀山郁夫『人生百年の教養』のつづきを読む。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98191/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/01/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98290/

  

リヒテンベルクの読書法について読む。

自らの思想体系 (≒価値観) と常に結びつけながら読むことの重要性について述べられていた。

現代用語に直せば「アウトプット」であろう。

  

端的に言えば、「読んだら感想を書くべし」ということであった。

しかし、ただ単に要約することと感想を書くことは違う。

前者はただの作業であり、後者は他者の思想とのぶつかり合いだ。

「本を読んだら常にアウトプットしなければならない」と思ってしまうと、今度は読書が面倒くさくなる。

ここは自分の声に従うべきである。アウトプットしなくても良い読書も必要だ。

  

ただ、私にとってはアウトプットしなくて良い読書というものは割合としては少なくなってきたように思う。

そういう時期を今は生きている。

亀山氏はドストエフスキーの難解さについて教えてくれる。

テーマは「反復」であった。

著者は、『未成年』の内容が頭に入らなかったので、30ページほど読んだらまた読み返すということを行っていたそうだ。

反復してようやく整理がつく。

個人的にも『未成年』は登場人物が多すぎて挫折した。

反復の精神は大事なように思える。

つづく

公開日2022-04-16

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テーマの著者 Anders Norén