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読書日記317

     先崎彰容『ナショナリズムの復権』ちくま新書 (2013年)

■株式会社筑摩書房

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日記

先崎彰容『ナショナリズムの復権』ちくま新書 (2013年) を読む。

先日読んだ『不条理を生きるチカラ』のなかで、佐藤氏は「ナショナリズム」にこの時代を突破する鍵があると述べた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/04/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98314/

  

私自身は、高校から理科系の道に進んだためナショナリズムについて何も知らなかった。

好奇心がまさり、読むことに。

本書ではまず、ナショナリズムと全体主義は違うということが書かれている。

そもそも、ナショナリズムはカタカナであることから、英語を借用していることは自明。全体主義はトータリズムなので、イコールにはならないはずである。

  

故に定義付けする際には、まず英語圏の政治や歴史を分析することから考え始めるのが妥当ではないか。

ということで、本書は最初にポール・ヴァレリーやハンナ・アーレントの思想から学ぶことになる。

ヴァレリー氏は科学の危険性を訴えた。

汎用性のある科学は瞬く間に世界中に拡散。

  

アメリカや日本が大国となるにつれ、ヨーロッパは相対的に力を失いつつあった。

そして、科学技術的が膨張し第二次世界大戦に至る。

著書は、ナショナリズムの分析には第一次世界大戦と第二次世界大戦の間について考えることが有益であるとする。

そこで次に「帝国主義」が参照される。

  

以上まで読み、個人的にはヴァレリーとアーレントの著書を保有しているので比較的すんなり頭に入った。

読みやすく、ナショナリズムの勉強が捗りそうである。

つづく

公開日2022-04-23

  

【2024年現在の追記・補足】

旧・読書日記317をこちらのブログに移す作業をする前に、池田晶子『無敵のソクラテス』を読んだため、ナショナリズムに関する議論が陳腐なものにみえてしまった。

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