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読書日記359

     仲正昌樹『ポストモダン・ニヒリズム』作品社 (2018)

■株式会社作品社

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日記

仲正昌樹『ポストモダン・ニヒリズム』のつづきを読む。(読書日記335に収録)

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/05/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98335/

  

ベンヤミンの『複製技術時代の芸術』、アドルノ『美の理論』の解説はあまりにも専門用語が入り雑じっていて理解不能であった。

ただ、ギリギリ、現代思想と政治の関係性について理解することはできた。

仲正氏によれば、ポストモダンとはサルトルやカミュの「実存主義」以降の思想を指す。

  

現代思想はマルクス主義系とポストモダン系に分けることができる。

前者の思想は実践的な政治を目指すものとし、後者は必ずしもそうではない。

後者は構造主義を含め、多岐にわたる。

(レヴィ=ストロース、ラカン、ロラン・バルト、ミシェル・フーコー、デリダ、ドゥルーズ、ガタリ、リオタール….)

後者は、仲正氏によれば、むしろあまり政治については論じず、文芸批評や芸術、美学理論を論じるとされる。

仲正氏によれば、デリダに関しては「脱構築は正義で在る」と述べたように、また、『法の力』の論旨は「正義論」に繋がるので、ポストモダンが全く政治と接点がないことも分かった。

  

とはいえ、「言葉遊び」としての哲学の様相を呈していることも否定はできないとされる。

本書を読むことで、何について議論がし尽くされたのかを学ぶことはできそうである。

(芸術と経済の接点など)

つづく

公開日2022-05-03

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