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読書日記403

ロイ・リチャード・グリンカー『誰も正常ではない : スティグマは作られ、作り変えられる』みすず書房 (2022年)

■株式会社 みすず書房

公式HP:https://www.msz.co.jp/info/about/#c14087

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/misuzu_shobo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/11/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98399/

  

100項ほどまで読み進めた。

精神医学がいかに人種差別と密接に関わっていたのかについて、うんざりするほど書かれている。

例えば、ある時期のアメリカでは統合失調症と診断された黒人が白人の4倍だったと書かれている。

歴史的に、白人の科学者は自分たちがいかに優れているのか示そうとしてきた。

しかしながら、解剖で脳に損傷がないことが分かると、心理的な原因で精神疾患が起こり得ることが示された。

モレルという精神科医はこの知見が科学者の間に広がることを恐れた。

そして、モレルは狂気について再定義した。

「損傷」という言葉を使い、狂気は神経系全体の、遺伝によって発生するものであるとした。

その後精神科医クレペリンがモレルの足跡を追い、狂気を「精神の劣化」と表現した。

次章は戦争との関連について語られる。

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精神医学や心理学は優生学と繋がっていたことは別の本にも書かれていた。

優生学は完全に根絶されたのだろうか。

そうは思えない。

アメリカでは精子が商品として販売されている。

これも形を変えた優生思想と思われる。

しかし、昔のような露骨な差別は無くなりつつある。

これは何を意味するのだろうか。

本書を読みながらじっくり考えたい。

つづく

公開日2022-05-16

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