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読書日記568

       吉田敬『社会科学の哲学入門』勁草書房(2021)

■株式会社勁草書房

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メモ

自然主義⇔解釈主義

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日記

政治と道徳を立体的に見るには、「社会」と「個人」の二項対立について理解を深める必要がある。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/27/%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%96%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%80%8e%e5%8f%8d%e5%85%b1%e6%84%9f%e8%ab%96%e3%83%bc%e7%a4%be%e4%bc%9a%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%8b%e3%81%ab%e5%88%a4%e6%96%ad/

  

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/27/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98567/

   

この2つに加えて、本書を読むことでさらに綿密に物事を俯瞰できると感じている。

読み物として、本書は読みやすく丁寧に情報が整理されていて優れていると感じる。

心理学は実証主義に傾き、精神分析は非科学的とみなす事には全く抵抗はないうえ、個人的にも同意する。

しかし、「役に立たない研究」が後々響いてくるのも事実ではないだろうか。

研究は必ず社会に貢献しなくてはならない、と社会が要請するならば、その社会は逆説的に淘汰されると感じる。

主観を客観的に、定量的に記述可能となった瞬間に主観という概念、言葉が消失し、人間そのものが「機械」とみなされても可笑しくはないように思う。

しかし、現実的に、直感的に、経験的にに人間は機械であるはずはない。

したがって、実証主義に偏重することは主観的な領域、計量できない領域を無視することになると言える。

社会科学は哲学的で奥の深い学問であると感じる。魅力的な学問である。

公開日2022/8/4

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