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読書日記595

         フロイト『精神分析入門(上)』新潮文庫(1977)

■株式会社新潮社

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メモ

換喩 (メトニミー)・・・・近接性にもとづく比喩

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日記

この暑さでは散歩が楽しめないように思う。

もう少し気温が落ち着くまでは読書にいそしもうという気持ちになる。

本書は1917年に上梓された精神分析の祖、フロイトによる精神分析の講義録である。

(受講者は医学部の生徒だと思われる)

精神分析はフロイト独自の理論による「神経症」の治療法とされる。

ほぼ趣味で読んでいるようなものではあるが、この時代にもフロイトを読む意義はあるように感じる。

現代に至るまで、ペンローズ「量子脳理論」以後、いまだに科学的な観点から意識についてうまく説明されたためしがない。

意識は最後まで神秘的であって欲しいと思う節もある。

・・・

序盤では「言い間違い」には必ず意味や意図が隠れているとフロイトが語る。

本書を読んだ限りでは、フロイトは決定論を支持しており、心の動きには偶然ではなく必然であり、何らかの規則性があると考えていたように感じた。

何故言い間違えるのか。

連関、連想。

音声的に似ているものは意識せずに勝手に頭に浮かぶことがある。

「○○について考えないでください」

という命令は機能せず、人は一度受け取った情報を追い出すことは容易でない。

この意識でコントロールできない領域(つまりは無意識)にまつわる話は神秘的で面白い。

端的に、本書は読み物として面白い。

実証的な方向に傾く今、敢えてこういった本を読むのも悪くないように感じた。

公開日2022/8/11

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