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読書日記604

テリー・イーグルトン『文学とは何か――現代批評理論への招待(上)』岩波文庫(2014)

■株式会社岩波書店

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日記

テリー・イーグルトンは難しい。

本書は一応のところ、一般向けの本とされているようなので読んでみることにした。

また、ただ読むのではなく、西洋と東洋の物の見方の違いを意識しようと考えた。

では東洋の誰を参照すればいいのかと、それは言うまでもなく小林秀雄である。

池田晶子が片想いしていたという、偉大なる批評家、小林秀雄の著書と本書を比較していきながら、文学について思いをめぐらせていきたい。

・・・

序盤では、イーグルトンはオースティンやヴァージニア・ウルフ等を引き合いにだし、文学とは「非実用的」なものであるとまず述べた。

一般的なこと、悪くいえば「どうでもいいようなこと」もコンテクストの一部になったフレーズは「文学的なもの」であるという。

序盤なので、ここまでは比較的それらしい、誰でも想像がつく一般的な内容である。

ここから構造主義、精神分析と流れていくのでやや込み入った内容となってくる。

あせらずゆっくり読んでいきたい。

平成生まれです。障がい者福祉関係で仕事をしながら読書を毎日しています。コメントやお問い合わせなど、お気軽にどうぞ。

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