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読書日記624

      山本浩貴『ポスト人新世の芸術』美術出版社(2022)

■株式会社美術出版社

公式HP:https://bijutsu.press/

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つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/01/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98622/

  

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日記

芸術とは結局のところ、どのような方向を持った営みなのか、それは政治的なものなのか、そうでなければどのように位置付けられる営みなのか。

そんなことを漠然と考えながら本書を読み進めた。

合理的に設計された空間に閉塞感を覚えたあるアーティストによる『やどかりに「やど」をわたしてみる -Border-』が紹介された。

やどかりの背中に現代の都市が乗っかっている形のモチーフとなっている。

ここで少しだけピンとくる。

哲学者は哲学者なりに問いかける。

本書では思弁的実在論が紹介された。

相関主義と呼ばれるものを拒否する試みであると書かれていた。

芸術家は芸術作品を通して問いを「投げかける」ことができる。

哲学者は哲学者にしか分からない専門的な用語で問いを掘り下げる。それは閉鎖的で、理論的な営みである。

一方、芸術作品は展示会を通して人々に何らかの感覚、知覚に訴えることができる。

それは開放的であり、外部性の持った営みである。

そのように捉えると、芸術家は実践的、哲学は理論的だと個人的には思う。

問いを掘り下げるか、投げかけるのか。

個人的には投げかけると同時に掘り下げてもいきたいと感じた。

公開日2022/8/22

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