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読書日記651

  イアン・カーショー『ナチ・ドイツの終焉1944-1945』白水社(2021)

■株式会社白水社

公式HP:https://www.hakusuisha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/hakusuisha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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日記

メルカリの常連さんが読んでいたので自分も読んでみることにした。

本書は多くの角度から読むことができる。

昨日、2018年頃に放送されていた、ヒトラー・ユーゲントの生存者(100歳弱の人)が語っていた動画を観た。

ヒトラーは英雄であり、最後の最後までその信念はなかなか覆らなかったと語った。

この生存者が若い頃に分別がなかったといえばそれまでではあるが、少年の頃から叩き込まれた価値観がいかに崩れにくいのか、ここについて考えさせられた。

150ページほど読み進めた。

連合軍がドイツの手前まで進み、赤軍が勢いよくポーランド東部を占領した時点まで読んだ。

この頃になると国民の士気は落ち、ナチは恐怖で統制しにかかる。

著者がいうには国民が原子状態にあったとされる。

お互いがお互いを監視しあい、連携は皆無で無駄に神経をすり減らされる。

ここにして既に組織の無能さがさらけでているのであるが、それは一旦置いて、全体主義が分解されて原子化されていくプロセスに関心が高まった。

歴史的な話をするのではなく、私としては形而上的な観点から人間の心理や本質について考えていきたい。

つづく

公開日2022/9/2

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