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読書日記928

         執行草舟『生命の理念 Ⅰ』講談社エディトリアル (2018)

■株式会社講談社

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日記

100ページ弱読み進めた。

本書は大学レベル以上の物理学や化学、その他あらゆる学問と哲学が展開されていくので、読みごたえのある難しい本であった。

ざっくりとした感想としては、本書は現代科学の盲点を突き刺す一冊である。

まだまだ理解には到底及ばないが、ひとまずダーウィン解釈に関する誤り(太陽光の強弱によって肌の色は「適応」という意味で変化したが、ダーウィンの理論は白人至上主義の正当化に利用された)や突然変異で人類の誕生を説明しようとする科学(執行草舟氏は、「生命エネルギー」という概念で猿と人間は別物であることを主張。詳細は分かりかねる)に対する批判は、最低限の理解はできたように思う。

・・・

執行草舟氏は「不幸と幸福の弁証法」という言葉を別の著書で書いていた。

良いことと悪いことはバランスによって、ある意味Win-Winの関係にある。

「必要悪」というものも弁証法的には正しい存在であるということを理解した。

「正しい」ということは自然法則、すなわちマクロ的に、宇宙の法則(暗黒物質に関しては現代物理学上、まだ未解明のため自然法則と言わずに「宇宙の法則」と解釈することに異論の余地はない)としては正しいという意味であると私は解釈した。

非常に難しい。

しかし「バランス」というキーワードは本書を理解するためのヒントとなると思われた。

公開日2023/2/3

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