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読書ノート14

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×月×日

丸山健二『真文学の夜明け』

ページ不明

“商業優先のやり方を改め版元の規模を限界まで縮小し、目利きにして凄腕の編集者がこれは世に出したいぜひ出すべきだと心の底から思える作品をどうにかして見つけ、しかし赤字を出さぬよう長いスタンスで黒字が出ればいいという信念のもとに出版することが当たり前になる状況へと移行するしかなく、そんなことは夢のまた夢であると一笑に付すことはたやすくても真の文学が生き延びる真の道はそれ以外にない。”

  

“本来文学こそが開拓するべきはずだったもっと高度で気高い感動の世界は単に難解であるという理由のみであまりに安っぽくあまりに幼稚な夢と憧れに心と頭がすっかり毒されたありふれた活字中毒者から敬遠されたちまち排除されるようになって(・・・)” P498

  

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×月×日

『<わたしたち>の到来』月曜社

“ベンヤミンは、芸術が大衆の娯楽として消費される時代には芸術の受容はきわめて政治的なものとなると指摘している。” P85

  

(ベンヤミンの言葉)

“新しい社会構造に対する不可避の欲求が、ひそかに少数の有産階級の都合によって搾取される。” P85

  

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システムによる間接化⇒realisumの腐敗

宮台真司「文明的な社会は滅びに瀕しています」

  

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