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新・読書日記332(読書日記1672)

    

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日記

『幸福論』第二部の冒頭からひたすら神を信ぜよ、といった論調がつづく。

さすがに気が引ける。しかし考えさせられる。哲学が機能しない。絶対性を信じない人が多数なのではないだろうか。

世の中に絶対はありませんからという常套句がある。何度も書いているが、この発言は自己矛盾に陥っている。

トインビーは、世界平和の条件として宗教の存在をあげた。

哲学は平和に寄与しない。そうかもしれない。ただ、宗教もしかり。

それが日本人としての、自分の感覚なのである。

じゃあ何を信じるか。自分を信じるのか。自分は神ではない。

信じられるのは自分だけだという言明を自分は認めない。

それを探すこと、それを考えること。読書・文学の力なしには果たし得ない。

  

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