■株式会社NHK出版
公式HP:https://www.nhk-book.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/nhkpb_text?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日記
大野和基『オードリー・タンが語る デジタル民主主義』のつづきを読む。
プラットフォーム「Join」について再び語られる。
市民が発案した案に5000人以上の賛同が得られれば、必ず政府は書面で回答しなければならないという、政治の透明性を維持するにはとても魅力的かつ実用的なものと思われる。
オードリー氏が強調するのは、この案に「返信することはできない」点にある。
他者が取ることのできる選択肢は「賛成」か「反対」の二つのみとなっている。
そのおかげで「荒し行為」を排除することに成功した。
開かれた政治は「非暴力的」でもなければならない。
一方でTwitterといえば、なんでもやりたい放題である。
リツートによる拡散は利点もあれば欠点もある。
様々な事件があったが、やはり暴力を排除しきれず、仮にTwitterを政治的に利用するのであれば改善の余地は大いにある。
台湾は「ひまわり学生運動」を経て今の姿になったそうである。
その頃の僕はといえば、なんとなく講義を受け、なんとなくアルバイトをし、なんとなく就職活動をしていた。
政治のトップがうまく機能するにはまず市民の意識がしっかりしなければならない。
そう思わせる一冊であった。
つづく
公開日2022-04-05