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読書日記74

今野晴貴『賃労働の系譜学:フォーディズムからデジタル封建制へ』青土社 (2021)

こちらのつづきを読み進める。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/06/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%9873/

半分ほど読み進めた。新しい発見があった。

法と正義のせめぎあいというものを垣間見ることができた。

僕がまだ学生だった2010年前後は労働条件に関する運動が度々発生してきた。

ネット用語であったブラック企業という言葉が広辞苑に載るようになったのは、社会運動によるものだったと著者は言う。

労働条件がのちに改正(さぶろく協定に関するもの等)されていったように、先に法ではなく、法を変えようとする正義が在ったということであった。

著者は「労働法と道路交通法は簡単に破られる」と言うが、僕は何故この2つがしっかりと機能しないのかがまだよくわからないのである。

最近は労働に関して、環境や法整備は少し改善されてきたように見えるが、少し前の時代はこの本を読むと絶望的にひどかったことが分かる。

労働力の商品化、連帯の希薄さ等、いろいろ挙がっている。

僕はまだ咀嚼しきれていない。

それでもひとつ掴めたのが、この閉塞感の問題の核は、経営側と国家の権力構造の問題ということだった。

つづく

公開日2022-01-28

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