ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)

読書日記159

朝井リョウ『何者』新潮文庫(2015年)

  

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/17/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98157/

  

隆良という人物が就活に嫌悪感を示している。

仲間が「オレは頑張るぞ」と言うと、

「何のために?誰のために?」

と突っ込みを入れる。

大学生の頃の僕そのままである。

  

隆良という人物は就職が自分に合わないと感じていて難しい本ばかり読んでいる。

ただ、いちいち突っ込みを入れるこの人物に違和感を感じる。

何かに向かって頑張っている人にいちいちケチをつけるものではない。

そう僕は思いつつも、このブログでは何かに頑張る人にいちいち文句をぶつける僕がいる。

まるでこの小説が鏡となって僕が映し出されているような感覚を覚える。

ただ、特定の誰かを非難するのは絶対にいけないし、それだけはしないようにしている。

  

隆良という人物に言いたいことはある。

自分は何をするべきであると考えているのかをハッキリさせることだ。

ただ誰かを批判しているだけでは本当の自分というものはまだ存在していない。

オリジナリティは批判から生まれてくるものではないだろう。

批評と批判の違いで、隆良は後者だ。

つづく

公開日2022-03-10

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