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読書日記197

            プラトン『国家(上)』岩波文庫 (1979)

プラトン『国家 (上) 』を300ページほどまで読み進める。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98194/

  

「これは正しいと思われます」

「では○○は?」

「そうです」

質問と回答の応酬がつづいていく。

指導者たる者は身体が健康で丈夫である必要があるが、過度に丈夫である必要はない。

医師を必要とするときはやむを得ないときのみが理想で、節制を保つことが要求される。

その後、経験について考察が進む。

指導者は若年であるべきか、老年であるべきか。

経験値の観点から老年であるべきと考えが一致する。

ではどうやって選べばよいか。

それは、今まで考察したことをクリアできる人間を選べばよい、という流れになり、次期指導者たる若者をふるいにかけ選別すればよい、という結論に達する。

次に指導者と国民の富について考察が進む。

例えば、パン職人が大金持ちになるとパンを作ることはやめるだろう、という予想をたてる。

分業を基盤として考察した以上、分業の秩序が崩壊することを避けなければならない、それは国家の崩壊を意味する。

指導者に関しても富が多い場合には弊害があるとし、できるだけ少ないほうが望ましいという帰結になる。

以上、300ページから先は富と戦争に話が進んでいく。

国家という大きな世界を扱うがゆえに著書『国家』は長い。

ようやく全体(上下)の1/3を読み終えた感覚である。

つづく

公開日2022-03-21

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