■株式会社新潮社
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日記
鎌田正明『東大卒貧困ワーカー』新潮新書 (2017年) を読む。
BOOK・OFFでささっと立ち読みし、ルポルタージュであることから興味があり購入。
内容としては筆者の個人的な体験談というものであった。
とりあえず100ページ弱読む。
筆者はもともとアナウンサーをやっており、親の介護をするために退職。
以降は「貧困ワーカー」として、日雇いや派遣社員として働くことになる。
読みながらひとつ単純なことに気がついた。
晩婚化は介護離職のリスクを生む。
40歳前後で子供をもうけるとなると、子供が30歳になりバリバリ働くようになると親が70歳になる。認知症等のリスクのある年齢だ。
前の職場においても、親の介護で退職した人がいた。
介護離職者に関する統計データを見てみた。
日本生命のデータを拝見したが、1993年から2015年にかけて増加傾向にある。
少子化、高齢化、介護離職の増加。
塵も積もれば山となる。
盛者必衰という諺があったが、日本もその道を辿るのだろうか。
つづく
公開日2022-05-11