■株式会社岩波書店
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日記
ボルヘス『語るボルヘス:書物・不死性・時間ほか』岩波文庫 (2017年) を読む。
読書について、ボルヘスの考えに触れることができた。
ヘルマン・ヘッセと同じように、ボルヘスも批評ではなく文学作品に触れることの大切さを語る。
個人の話では、人生で初めてもう一度読みたいという本に出会うことができた。
それは『私はゼブラ』であった。
一度売ってしまった。
しかし、読み終わって約1年。
結局また買うことにした。
社会学や臨床心理学、哲学等といろいろ手を出してしまったが文学の魅力に最近気づきつつある。
勿論、個人的には文学というものは退屈な作品がほとんどなのでこういう本に出会うことはほぼない。
この本だけは手放したくない、という本に出会える確率は0.1%にも満たないと感じている。
手放したから読みたくなったのか。
読みたいから再び手に取ったのか。
まだそこが分からない。
つづく
公開日2022-05-20